発達障害とは、実際の年齢で期待される能力、例えば、学習機能、運動能力、コミュニケーション能力、自己管理能力が身につかず、機能上の制限がある状態を示す。18歳以下の時に表出し、その状態が、いつ終わるか、精神的、身体的どちらの要因かを判断することが困難であることが条件となる。

発達障害に含まれる症名は、多岐にわたるが、知能、適応能力が制限される精神遅滞、学習の遅れで気づく学習障害、発達性協調運動能力障害、言語におけるコミュニケーションの困難さが特徴のコミュニケーション障害、かつては自閉症と呼ばれていた、自閉障害など、多くの領域にわたる重度で広汎な障害である広汎性発達障害(アスペルガー、レット障害などを含む)、脳の伝達物質の分泌に制限があり、集中が困難な注意欠陥障害などがある。

この注意欠陥障害のうち、多動性、衝動性が特徴となれば、注意欠陥・多動障害と呼ばれ、法の侵犯や、社会規範の無視などの行為障害が見られれば、注意欠陥および破壊的行動障害となる。また、幼年期に限って、母乳を飲みたがらない、食事をしないなどの哺食・摂食障害、チック、排泄行動を習得できない排泄障害なども発達障害に含まれる。

知能の発達を示すのが、知能指数IQであるが、発達の度合いを示すのが、発達指数DQである。発達指数は、身体能力などの総合的なものから判断する。知能指数の検査は、学校などで行われることが多いが、発達障害の場合、知能指数に特徴的な数値が出る場合もあるが、特徴のある数値が出ず、発見に至らないケースも多い。